Oka Laboratory

リーフグリーンの交錯

京王線と相互乗り入れしている都営新宿線所属車両の写真です。都営新宿線は新宿−本八幡間23.5kmの路線で、東京都市計画高速鉄道10号線の一部となっています。ラインカラーはリーフグリーン(黄緑色)です。

京王線車両の写真は「チェリーとブルーの共演」にあります。JavaScript対応ブラウザでは写真をクリックすると別窓で拡大表示します。

10-000形

都営新宿線用開業前の1971年にチョッパ制御装置や車内信号式ATC、ATOなどの性能確認や試験を目的とした試作車(10-010F)が誕生しました。試作車は4両編成で車体はセミステンレス製でした。

1978年の岩本町−東大島間開業時に量産型としてセミステンレス車体の6両編成が8本(1次車、10-020F〜10-090F)登場しました。このとき試作車にも2両組み込まれ6両編成となっています。1980年3月の新宿−岩本町間開通に備えて6両編成9本(2次車、10-100F〜10-180F)が増備されました。

1986年には船堀−篠崎間の開通に備えて8両編成3本(3次車、10-190F〜10-210F)と2次車のうち7本を8連化するための中間車14両が増備されました。この3次車からオールステンレス車体になり、側窓も一段下降窓になりました。1988年から1992年にかけて8両編成5本(4、6、7次車、10-220F〜10-260F)と残っていた6連を8連化するための中間車22両(5次車)が製造されました。1997年に増備された8両編成2本(8次車、10-270F〜10-280F)は今までと車体のデザインが変更されました。

2005年のD-ATC化に伴い、試作車、1次車、2次車が後述の10-300R形10-300形に置き換えられました。そして、10-490F以降の入線と引き換えに2013年から廃車が始まりました。

10-300R形

10-010F〜10-180Fに組み込まれている3次車および5次車を流用するために2004年に先頭車のみ12両が製造されました。当初は暫定編成でしたが、10-300形の増備に伴い正規編成に組み替えられました。そして10-520F以降の入線に伴い、2015年から廃車が始まり、2017年2月17日の10-330Fの引退に伴い、形式消滅しました。

写真はメモリアルに移動しました。

10-300形

試作車〜2次車の置換目的で2005年に登場したVVVF車で、JR東日本のE231系をベースとしている車両です。2006年7月までに8両編成12本(10-370F〜10-480F)が製造されました。2010年6月には中間車が8両製造され、10-450F〜10-480Fが10連になりました。2013年9月からE233系ベースの10-490F〜10-620Fが10連で入線しました。


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